田母神俊雄が獄中で考えた。本当の“保守”とは。
田母神俊雄が「獄中ノート」で記した「日本の敵」論考 第2回
航空自衛隊の第1補給処(木更津)の過払い
事案等の件で防衛省内局が空自の幹部を告訴
事案等の件で防衛省内局が空自の幹部を告訴
するという事件があった。馬鹿なことだと思う。
内局は本来自衛隊を守る立場にあるのだが
自分たちの権限を拡大することだけを考えている。
東芝を訴えた事件などもそうである。防衛省や
自衛隊は防衛産業を守らなければならない。
武器輸出も禁止されているのに国家に貢献できるから
という高尚な思いで、大したもうけもないのに
頑張っているのが防衛産業である。これを
防衛省側が訴えるということは本当に馬鹿な
ことだ。防衛産業はみんなやる気をなくし
結果として我が国の防衛産業基盤は弱体化し
アメリカなどへの依存度が高まることになる。
アメリカは大喜びだ。防衛省は国益を守るため
に頑張っている。そう、アメリカさまの国益を守るために。
今回の検察の田母神逮捕も日本を取り戻す運動
を後退させる。そう、検察もアメリカの国益を守る
ために日本の税金を使って頑張っている。今、政治家も
役人も目の前の自分の仕事のことだけ考えている。
もっと大局的観点に立ち、日本の国益を増大する
ことをどうして考えないのか。
(『獄中ノートNo.1』2016年5月7日)
日本の国益を考える「日本派保守」が増えていかない限り、日本を取り戻すことはできない。